ビジネスのかんさつ日記
東京での仕事のついでに、渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている「ザ・フィンランドデザイン展」に行ってきました。
イッタラ、マリメッコ、フィンレイソン、アアルト、ムーミンなど、日本でも人気なデザインやプロダクトが多く生まれたフィンランド。
知れば知るほど奥深く、興味深く、何十年も前から世界中の時代の先に行っているフィンランドが好きになります。さすが幸福度世界一の国です。
コロナ直前にフィンランドに行きましたが、久しぶりにフィンランドの感覚を味わうことができました。
– ザ・フィンランドデザイン展 Webサイトより
目次
1917年のロシアからの独立後から、新しい国づくりとしてデザインに力を取り入れたと言われています。
世界的には1950年代のミラノトリエンナーレで大きな名声を得て、フィンランドのデザインが世界に認知されたそうで、それからさらに国民の自尊心を鼓舞したようです。
自国のデザインが世界に認められ、しかも身近なプロダクトとしてある。
これは自分の国を誇りに思うには充分な要素だと思います。中でも女性の活躍が多いのもフィンランドらしい。日本にも女性からの人気が高いのもその要因かも知れませんね。
– ザ・フィンランドデザイン展 Webサイトより
そのデザイン性は、「広告」にも表れていました。
これまでの広告表現とは異なるもので、特にマリメッコの広告写真はスタッフや子供に出演してもらい、花、草、石、木の切り株などの自然要素を取り入れた表現で、60年代のモダンなライフスタイルの急速な普及に貢献したそうです。
結構今どきな感じのものを、60年代にされていたのは驚きです。全然古く感じなく、むしろ新しささえ感じました。
残念ながら展示の写真は撮れないため、実際に展示に行って見ていただきたいのですが、もう素敵でした。そんな広告を身近でリアルタイムで体感できた消費者はワクワクしたでしょうね。
これはマーケティング戦略もあったようで、マーケティング代理店のPMKが戦略をたて、実行していたようです。
こんな何十年も後まで語り継がれるようなマーケティング戦略。ほんと、嫉妬しかありません。
ボクなりのフィンランドデザインの素敵さは、身近であること。
「デザイン」となると少し遠い世界のように感じる方もいるかもしれませんが、フィンランドのデザインは日常生活と非常に距離が近い。
椅子も服もクッションカバーも食器も、紙ナプキンだってデザイン。ムーミンも。
そのデザインが素敵なだけで、日常は楽しくなり、それが自国のデザイナーによるデザインだったら自尊心も高まる。
もちろんデザインは見た目だけでなく、使用して心地よいという視点もデザイン。「使いやすい」ことを訴えたデザインは、例えばおもちゃにも形に無駄がなく、シンプルで衛生的で機能的。
驚いたのは、出産後に「ベビーパッケージ」というものが社会保険庁事務局から母親手当として届くそうで、それは赤ちゃんや母親の必需品が詰まっているそうです。
ベビー服やおもちゃなど、もちろんフィンランドデザインのもので、パッケージの箱じたいも中にウレタンが入っていてベビーベッドとしても使用できるそう。素敵過ぎますね。
よく、世界一周したという話をすると、「どの国がよかったですか?」という難題を問われますが、間違いなくフィンランドは上位に入ります。
何年後か、住みたいなと思ってます。
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