【ビジネスの観察】トヨタ社長の意思決定力。

– トヨタイムズWEBより
2023年1月26日、トヨタ自動車が豊田章男社長、内山田竹志会長の退任と、佐藤恒治執行役員の社長昇格を発表しました。
この発表には驚かされるとともに、豊田章男社長の「意思決定力」に感服いたしました。
2009年の就任からこの13年間、外部環境的にも様々な危機があり、創業家という重圧もあると推察される中、いつもニュースで見るその意思決定力に驚かされていました。
余談ですが、僕が初めて買った車は中古のセリカSSⅡ。カラーは黒で、4つ丸目の可愛い子でした。100万円くらいだったかな。大学生でしたがローンを組んで買い、友達を乗せてたくさん遊びにいきました。青春時代はトヨタ車に乗っていました。
社長就任以降から様々な危機
まず2009年はリーマン・ショックの大打撃があり、その後は米国の大規模リコール問題もありました。東日本大震災や新型コロナウイルスなど様々な危機もありますが、やはり世界的なEVシフトの波がトヨタに与えた影響は大きいのではないでしょうか。
商品戦略も改革し、損益分岐点の台数を低下させて強い経営基盤を構築されました。
全方位戦略
EVシフトへの対応をどのように取るのかを注目していましたが、HV(ハイブリッド車)もEV(電気自動車)も幅広く揃える全方位戦略を発表した際は驚きました。
大企業らしい戦略です。中小企業ではほとんどが「差別化集中戦略」を取りますが、さすがトヨタ!と思いました。
モビリティカンパニー
また、会社の定義も変えました。車を製造・販売する会社から、人々の移動に関するあらゆるサービスを提供する『モビリティカンパニー』へと変化すると宣言されました。「メーカー」から「サービス業」へ変えていくというビジネスの定義を変えるという意思決定もされました。
このタイミングでの退任の意思決定
このタイミングでの退任の意思決定は、具体的には分かりませんが、中長期的に見て次への変化をしていく必要があると感じられたからではないでしょうか。
世界的企業でこのような意思決定ができるのは本当に素晴らしいです。
意思決定が経営を左右する
中小企業では事業承継の問題がかなり深刻ですが、それにはこのような「意思決定力」の有無もあると思います。
意思決定は、経営を左右します。何をするか何をしないか。どのタイミングでどのようなリソースを使用してどんな価値を提供していくのか。
先を見据え、戦略を考え、必要なタイミングで必要な意思決定をする。
豊田社長の意思決定力は、大変勉強になります。
