ビジネスのかんさつ日記
中小企業診断士は一度資格を取得したら一生ものの資格…ではなく、5年ごとに更新が必要の資格です。
更新の要件として、「(1)専門知識補充要件」「(2)実務要件」の大きく2つあり、今回は「(1)専門知識補充要件」である「理論政策更新(理論政策)研修」を受講してきましたのでそのお話をしたいと思います。
目次
参考までに、中小企業診断士の更新要件ですが、中小企業庁のHPに以下のように記載されています。
(1) 専門知識補充要件
以下のいずれかを合計して5回以上の実績を有すること。
1) 理論政策更新(理論政策)研修を修了したこと。
2) 論文審査に合格したこと。
3) 理論政策更新(理論政策)研修講師を務め指導したこと。(2) 実務要件
以下のいずれかを合計して30日以上行ったこと。
1) 診断助言業務等に従事したこと。
2) 実務補習を受講したこと。
3) 実習、実務補習を指導したこと。— 中小企業庁HPより
この中の(1) 専門知識補充要件の「1)理論政策更新(理論政策)研修を修了したこと。」にあたるものが、今回受講した研修です。
こちらは、主に「新しい知識の補充に関する要件」として実施されている研修です。
社会の環境は日々異なりますので、コンサルタントも日々新しい情報・知識を手に入れる必要があります。そこで開催されているのが「理論政策更新(理論政策)研修」です。
4時間程度、さまざまなテーマで講義を受講します。
ちなみに受講代は6,300円。(2021年時点)
今回、ボクが受講した時のテーマは以下の3点でした。
1限目:新しい中小企業政策について
2限目:中小企業のIT利活用支援
3限目:リピーター戦略と知的財産を活かした企業成長の実現
1限目は、毎年アップデートされる中小企業白書の概要を、重点ポイントを中心に講義いただきました。
みなさん中小企業白書ってご存知ですか?中小企業庁が取りまとめ・公表している中小企業の動向がデータで読むことができます。
中小企業の動向を数字(財務面や取り組み面など)で読み取れる他、補助金に関してやマーケティング動向、デジタル化についてなどさまざまな情報が読み取れます。今回は特にコロナ禍直撃時であるため、コロナ前・後での変化が読み取れます。
このような情報ソースから、「事実」をインプットしていくことが戦略立案において重要になります。
2限目は、動画を活用した中小企業の業績向上についてでした。
動画は完全にプロモーション戦略の一部になっており、それにより成功している中小企業も多く存在します。
動画といっても「プロに依頼する内容」と「自社で日々撮影していく内容」とはコンテンツの戦略(意図)が異なりますので、ここでも「戦略」を持つことが大切です。
そのため、このような「広告クリエイティブ」を考える思考が、中小企業診断士にも求められるようになっています。
戦略考えたり、絵コンテ作ったりですね。この辺はボクの本業ですので大好きです。
最後は、リピーター戦略と知的財産を活かした企業成長の実現についてでした。
内容は詳しくお伝えできませんでしたが、素晴らしい内容でした。
今後の成長が鈍化することが予測される市場において、経営理念・ビジョン・課題の抽出から戦略を練り直し、データの活用・デジタル化、働き方や顧客満足度の向上まで中長期で支援し、財務的にもかなりの改善をされた事例を講義いただきました。
リピーターの概念がなかった事業を、リピーター戦略を打って出たり、知的財産を活用したりと、外部環境にうまく経営資源と投資で戦略を打ち出し成功している例でした。
こういった実務レベルでのお話が聞けるのも、理論政策更新(理論政策)研修の良いところですね。
本当に楽しいです。中小企業診断士しか聞けないのはもったいないくらいです。
次回も楽しみです。
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