ビジネスのかんさつ日記
category: コンサル
引用:https://www.gallup.com
アメリカの世論調査及びコンサルティング会社であるギャラップ社の報告による「従業員エンゲージメント」によると、日本は世界最低である5%であることが分かりました。
従業員エンゲージメントとは、仕事への熱意や職場への愛着を示す従業員のことです。
ギャラップ社がまとめた「グローバル職場環境調査(State of the Global Workplace)」で報告されています。
すごく簡単に言うと、仕事のやる気がある従業員が何%いるかという調査です。
2023年の世界の従業員エンゲージメント平均は23%だったそうです。直近では頭打ちのようですが、過去からの推移を見ると上昇傾向にあります。
1位のアメリカ(34%)を筆頭に、インド・ブラジル・中国・ドイツなどは日本の数倍のエンゲージメントがあります。
一方、日本の従業員エンゲージメントは5%。主要123カ国のうち、123位。最下位です。
5%ということは、20人に1人程度です。そして世界平均とは逆で少しずつ数値は下がっています。
この結果をクライアントや身近な社会人の方にお話ししてみると、「ああ、そんなもんかなぁ」という印象を持つ方が多かったです。皆さんの実感としてはいかがでしょうか?
世界は上昇、日本は低下。すでに大きな差があるにもかかわらず、その差はさらに広がる可能性があります。
先日、GDPがドイツに抜かれ4位になったというニュースがありましたが、このままでは日本はさらに世界に追いつかれ、抜かれる可能性もあります。
いくつか原因は考えられますが、会社・仕事に対する不満が大きいのではないでしょうか。
従業員エンゲージメントを高める施策をしていない企業が多いこともありますし、そもそも組織づくりがうまくできていないことも考えられます。
組織には、「共通目的」「貢献意欲」「コミュニケーション」の三つが必要です。
これはアメリカの経営学者バーナードが提唱した、組織が成立するために必要な三要素「バーナードの組織の三要素」として知られています。三要素のうちどれか一つでも欠けてしまうと組織が健全に機能しなくなります。
私がコンサルティングや法人研修をさせていただく上で、従業員さんが活き活きと働かれている職場はこの三要素が明確にあり、非常に従業員エンゲージメントが高いと感じます。もちろんその逆を感じることも多くあります。
自社の従業員エンゲージメントが気になる経営者さんも多いのではないでしょうか?
その場合は従業員意識調査(モラールサーベイ)を実施してみると良いでしょう。できれば1年に1度は実施して、従業員意識を見える化すると今後の改善計画立案にも役立ちます。モラールサーベイを実施してみたい方はご相談ください。
モチベーションエンジニアリング研究所と慶応義塾大学の共同研究によると、従業員エンゲージメントの数値が上がると営業利益率も上昇するという結果が出たそうです。
その結果によると、例えばエンゲージメントスコアが1%上がると営業利益率が0.35%上昇するそうです。つまり社員のやる気が、会社の業績を左右するということです。
エンゲージメントの良し悪しは企業戦略の実行にも影響があり、業績や企業価値も左右します。
従業員エンゲージメントを高めることは、企業経営において非常に重要な戦略になります。
弊社では様々な法人研修を実施しています。
経営戦略立案コンサルや戦略立案研修は、組織の三要素である「共通目的」を明確にします。
新規事業開発研修やWEBマーケティング研修では受講者それぞれの役割と責任を明確にし、設定した目標に対して「貢献意欲」を引き立てます。
撮影研修などのクリエイティブ研修も含め、少人数制での実践的な研修になりますので、「コミュニケーション」の機会を多く設けています。
現状を知り、売上だけでなく従業員エンゲージメントを高めることを意識した戦略を立案することで更なる業績アップを目指していきましょう。
2月8日に美浜町商工会さんで「実践!スマホでできるWEBマーケティング」セミナーを開催させていただきました。
愛知県美浜町の小規模事業者様向けのセミナーです。
第一部はWEBマーケティングの基礎からGoogleツールやSNS・WEBサイト・ECサイト等の使い方について、
第二部はスマホでできる広告写真や動画の撮影および編集についてお話ししました。
もちろんWEBマーケティングをクオリティ高く実施しようと思うとPCやMacを使用し、一眼レフ等で撮影するのがベストだと思いますが、
今はスマホでも(もちろんある程度の機能制限がありますが)実施することは可能です。
今回はスマホだけでできることをテーマに講義いたしました。
撮影にしても、スマホでできるクオリティアップの方法をお伝えしました。
左側が普通にスマホで商品を撮影した場合、右は同じスマホで少しクオリティ高く撮影した場合です。
写真に正解はありませんが、カメラの機能を知り、使いこなせると自分の思い描く写真が撮れるようになります。
技術はあるけど、魅せるのがあまり得意でないという日本の企業さんは多くいらっしゃいます。
弊社では少しでも日本のビジネスが強くなれるようお力になっていきたいと考えています。
弊社では、法人様向け撮影研修「撮トレ」を実施しています。一眼レフ・ミラーレス一眼レフを使用した撮影技術を基礎からお伝えする2〜4日間短期集中の出張型法人研修です。
大企業から中小企業まで、社内で撮影できる体制を構築されたい企業様に受講いただいています。社員研修としてご活用ください。
一般社団法人中部産業連盟さんにて中小企業診断士養成課程の実習インストラクターをさせていただきました。
中小企業診断士養成課程とは、中小企業診断士資格の1次試験を通過された方だけが通える中小企業庁が示すガイドラインに基づいたプログラムです。
実習とは関係ありませんが、
建築家 坂倉準三氏の設計による中産連ビルはいつ見ても美しいですね。
タイル・窓の配置、重厚感。すごい存在感です。
実習はこの南にある新館で実施しているのですが、毎日眺めるだけでも良い存在です。
中産連ビルについて
事業計画書作成をお手伝いさせていただいた中小企業の製造業さんの、ものづくり補助金が採択されました。
人手不足の中、既存事業の生産性を高める生産体制を整え、さらに新しい技術を取り入れることで新しい市場に打って出る戦略です。
5年間の数値計画を含め戦略立案し、事業計画書を作成いたしました。
補助金は新しいチャレンジへのきっかけづくり。
これがスタートでここから実行・継続させていくことが重要です。ゴーイングコンサーン。
今後はそのサポートに入らせていただきます。
– 高松 智史 著 “フェルミ推定の技術”
NTTデータ時代の同期、タカマツさんが新書「フェルミ推定の技術」を出版されました。
もう、タイトル見た瞬間に「やられた感」。
嫉妬とかいう次元の感情ではなく、「さすが!」という第一印象でした。
著書2冊目にして「フェルミ推定」を題材に持ってくるセンス。
脱帽という他ないです。
そしてたまたま東京に仕事で行ったので、無理を言ってタカマツさんのオフィスにお邪魔しました。お互いのスケジュール的に朝の8時半〜9時の間だけ会えるチャンスがあって奇跡。南青山にオフィス構えていてスゴイです。朝の忙しい時間帯にありがとうです。
オフィスもクレイジーでした。
タカマツさんとは新卒で入社したNTTデータの同期で、同じ金融事業本部だったため研修などで何度か一緒になりました。
内容は忘れたけど、グループワークで(当時研修を少し舐めていた)ボクは、タカマツさんにコテンパンにされた記憶があります。。キレがすごかった。将棋で一瞬で詰まれたような感覚になったのを覚えています。
いつの間にかNTTデータからBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に転職して、マネージャーになり、起業して、ガンガン先を走っていっちゃいましたね。
もう9年くらい前だと思いますが、タカマツさんの会社「株式会社KANATA」のWebサイト(http://kanata-win.jp/)も撮影・制作させてもらいました。
いつだったかな?
ボクもNTTデータから転職していたし、しばらく連絡は取り合っていなかったのですが、
2010年にボクが世界一周するタイミングでFacebookか何かでコンタクト取ったら、「ワタシもこの前まで世界一周していたよ。サジさんどっち周りで行くの?西?東?」って。
いや、すごい偶然、というか、いつもボクより遥か前に前に行っているタカマツさんです。
刺激が過ぎます。
「フェルミ推定の技術」、発売すぐに早速Amazonで購入して読ませていただきましたが、そこにはタカマツさんワールドが溢れていてジャバジャバでした。
最高。そして分かりやすいし、何よりも読んだらフェルミ推定に興味が湧き、日常にビジネスに役立つ。
最高じゃないですか。
フェルミ推定とは何か?というのは本を読んでいただければすぐに分かりますが、タカマツさんの言葉を借りると「未知の数字を常識・知識をもとにロジックで計算すること」です。
例えば、タカマツさんの本にも例題がありますが
・コンビニの1日の売上高
・美容院の市場規模
・コインロッカーの市場規模
・デジタルカメラの市場規模
・キャンプを趣味にしている人の数
というような数字を推定しようという非常に楽しい技術です。
戦略立案・事業計画・新事業開発・未来予測など、ビジネスの戦略を練る上ではとても重要ですよね。
大好き。
計算を使いますが、基本的には四則演算ができればOKです。
特に著書の中でボクが好きなのが、第5章の「フェルミ推定の話し方」。
普通、話し方までこういうビジネス書で書く?笑
確かに話し方はビジネスにおいて非常に重要で、せっかくフェルミ推定をしてもそれが相手に伝わらなければ意味がありません。タカマツさんの経験も含めて書かれていて、その重要性が分かります。
ほんとファンタスティック。
ワードセンスがクリエイティブ。
ボクも、(後出しジャンケンだけど、)フェルミ推定は小学校5年生くらいで習ってもいいんじゃないかなと思うくらい重要だと思っています。
社会科見学とかで、「では今日行った科学館の年間来場者数はどれくらいでしょう?10分間グループでフェルミ推定して発表してね」なんて課題があっても良いと思う。ないかな?
フェルミ推定は「答えのないゲーム」なので、今どきの教育にはとってもマッチするんじゃないですかね?
たまに息子とお風呂で新規事業を考えるゴッコをするのですが、市場規模や1日の売上を考えられるようにフェルミ推定的な話もしています。なんとなくこの市場狙おうか、では戦略になりませんからね。
もちろん顧問先でSTPする時などもフェルミ推定で市場規模の算出をしたりもしますが、タカマツさんの著書ほどは話せてなかったです。反省です。
「フェルミ推定はいろんな方に知って欲しいよね」と話したらお土産に何冊かいただきました。太っ腹!
早速、ここ数日でお会いした顧問先やうちのスタジオに来ていただいた方にプレゼントしています。
ということで、全然本のレポートでもなんでもないけど、、、
Amazonランキングで1位になったり、紀伊國屋で1位になったり、重版するのもワカリマス。
コンサルを目指す方はもちろん、普段の日常においても、カフェに行くのも、ジムに通うのも、コンビニ行くのも居酒屋行くのも、視点が変わって面白くなります。
いい意味で、世の中の見方が変わってしまうかもです。
続編も決定されたそうで、次の著書も楽しみです。
しかし、刺激的ですよタカマツさん。
経営理念・経営ビジョン策定から機能戦略までフルパッケージの『経営全般コンサル(1-A)』、事業計画作成など経営戦略以下に特化する『経営戦略立案コンサル(1-B)』、事業ごとの戦略立案である『新事業開発コンサル(1-C)』『既存事業リブランディングコンサル(1-D)』があります。
ご支援方法は「お任せプラン」と「伴走型プラン」の2種類。伴走型とは、貴社にてプロジェクトチームを作り、戦略立案方法等をレクチャーしながら進めるプランです。
また、継続的な経営の意思決定を支援する「経営顧問(1-Z)」のアドバイザリー契約も可能です。
企業経営の根幹となる「経営理念」「ビジョン」の明文化から現状分析・戦略立案・アクションプランへの落とし込みまでフルパッケージでご支援します。
詳細を見る「経営戦略立案」に特化したコンサルティングです。貴社で策定された経営理念や経営ビジョンを元に、現状分析・戦略立案・アクションプランまで策定し見える化します。
詳細を見る新規事業開発に特化したコンサルティングです。貴社リソースやビジョンを元に、新規商品・サービスの企画からマーケティング戦略立案(事業戦略・ブランディング・プロモーション・実行計画等の支援等)をします。
詳細を見る既存事業の戦略再構築とリブランディングに特化したコンサルティングです。貴社リソースやビジョンを元に、特定の既存事業のマーケティング戦略立案や再構築(企画・事業戦略・ブランド・プロモーション・実行計画等の支援等)をします。
詳細を見る毎月定額で継続的な経営意思決定アドバイスをします。立案した戦略の実行状態を毎月確認し、アクションプランのPDCAにて修正・改善を支援します。
詳細を見る新商品・新サービスの開発や立ち上げなど実際に新規ビジネスを構築するための基礎知識やプロセスを学ぶ伴走型研修プログラムです。
詳細を見るWEBマーケティングの戦略立案および実行を基礎知識から習得していただく伴走型研修プログラムです。
詳細を見る事業承継などの後継者や次世代リーダー候補者向けに経営基礎力強化に向けた基礎知識や戦略プロセスを学ぶ伴走型研修プログラムです。
詳細を見る2〜4日間で学ぶ、主に一眼レフ・ミラーレス一眼レフを使用したビジネス特化の出張型プライベート写真研修です。ディレクションやPhotoshopを使用したレタッチや合成も学べます。
詳細を見る主に一眼レフ・ミラーレス一眼レフを使用したビジネス特化の出張型プライベート動画研修です。絵コンテやAdobe Premiere Proを使用した動画編集も学ぶことができます。
詳細を見る社内で人物撮影・商品撮影・料理撮影などの写真撮影をしたい企業様向けに、ストロボ・ライティング環境のコンサル&設営と、スタッフさんへの撮影研修をご提供します。
詳細を見るSNSやオウンドメディアでの発信に役立つ、写真撮影のためのカメラ知識やスキル・考え方をオンライン動画で学べます。
詳細を見るビジネスのかんさつ日記