経営理念と同様、「経営ビジョン」もビジネスシーンでよく目にすると思います。
経営理念は、『企業の価値観・考え方』ですが、経営ビジョンは『企業の中長期的な未来像』です。
今回は「経営ビジョン」の概要と目的、事例をお伝えしていきます。
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目次
「ビジョン(Vision)」を辞書で調べると、「視覚」「視力」「先見の明」「洞察力」「未来像」という意味があります。
経営ビジョンは、経営のビジョンですので、経営の未来像とも言えます。
企業は経営戦略の立案のために今後どの方向に向かっていくのか?を明確にする必要があります。経営戦略とは?の記事で解説した通り、経営戦略は地図を描くもの。その地図には「現在地」と「目的地」が必要で、経営ビジョンは「目的地」にあたります。
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カーナビやGoogleMapと同じように、「目的地」がなければどのルートで進むのか(=戦略)は決まりません。みなさんも出かける時は会社に行く、取引先に行くなど、何か目的地がありますよね。
ボクはコンサルや伴走型研修において、経営ビジョンを『登りたい山から見える景色』と説明しています。
目的地=山に登った後、どのような景色を見たいのか。今とどう景色が違うのか、を想像して経営ビジョンを策定していきます。
富士山に登りたいのか、エベレストに登りたいのか、それとも地元のニッチな山に登りたいのか。そこに登った時にどのような景色が見えるのか。
登りたい山が違えば、そこに向かうルートも必要な道具も必要なスキルも人員も異なります。
まだ登ったことのない山の景色であるため想像の域ではありますが、「こんな景色が見たい」という未来像を具体化・言語化していくのが「経営ビジョン」です。
経営ビジョンの目的は、「目的地のイメージの統一」です。
目的地が曖昧なままでビジネスをしていると、従業員さんはゴールのないマラソンをさせられているような感覚にもなるかもしれません。「目的地」のイメージを明確にし、それを社内で意識統一することによって同じ目標に向かって一丸となることができます。
では、経営ビジョンの事例を見ていきましょう。
株式会社ヤクルト本社は、2021年6月に『長期ビジョン「Yakult Group Global Vision 2030」』の策定を発表しました。以下はプレスリリース文の抜粋です。
– 株式会社ヤクルト本社 WEBサイトより
https://kabuyoho.jp/discloseDetail?rid=20210621452231&pid=140120210621452231
ヤクルト社は長期ビジョンとして、「目指す姿」「定性目標」「定量目標」の3点を策定しています。
「定性目標」は、数字ではない目標で、『何をやっていくのか』を明確にしています。「定量目標」は分かりやすいと思いますが、数値的な目標で、ヤクルト社の場合は本数と売上高と営業利益を数字目標として設定しているようです。
これが、2030年にヤクルト社が目指す『登りたい山から見える景色』ということです。
ちなみにヤクルト社の経営理念は以下のように明文化されています。
私たちは、生命科学の追究を基盤として、
世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します。
経営理念と経営ビジョンがリンクされていますよね。商品もサービス面も広告面も、それを体現されていらっしゃいます。
目標というと、定量的(数値的)な目標ばかりに気を取られがちですが、実は「定性的」な目標も必要です。ただ数値を追いかけるだけならば、経営理念で示すような企業の存在価値など関係なく商売をすることになってしまいます。
企業経営には、『何をして、どんな結果を残すのか』という視点が必要です。ただ標高の高い山に登りたいだけでなく、あの山に登りたい!という明確な目標が必要です。
経営ビジョンは、『企業の中長期的な未来像』です。未来の目的地です。経営ビジョンがないと、ゴールのないマラソンを走っているような感覚になってしまいますので、従業員さんのためにも経営者自身のためにも、株主のためにも融資していただく金融機関などのためにもしっかりと企業の目的地を明確に示してください。
不変的な経営理念と違い、経営ビジョンは前の経営ビジョンが終わるタイミングなどに次のビジョンを作り直します。
ヤクルト社も、2030年のビジョンの前に2020年のビジョンも掲げていらっしゃいました。この山を登ったから、次のあの山!という感じですね。
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