ビジネスのかんさつ日記
category: BOOKS
久しぶりにNumberを買いました。ジャケ買いです。
自分はドラゴンズファンなのですが、息子がなぜかタイガースファン。
それはさておき、贔屓のチームに限らず知将にはなぜか惹かれます。
野村監督もそうでしたが、岡田監督の知的さを感じる采配は見ていて非常に楽しい。
小学校低学年から将棋が趣味だそうで、Wikiによるとアマ三段のようです。納得です。
流れをよみ、相手をよみ、己のコマを知る。
その思考力は、まさに戦略の基本といえる孫子の「彼を知り己を知れば百人危うからず」であり、非常に経営戦略立案においてもとても勉強させられます。
スポーツでも経営でも、ワクワクするというのはいいですよね。
偉大なる経営者・稲盛和夫さんがお亡くなりになられたそうです。
「フィロソフィ」という言葉と、その大切さを広め、京セラ設立・KDDI立ち上げ・JAL再建など数々の功績を残されました。
自分もですが、多くの方が影響されたと思います。
この本を読んだ頃から本格的に中小企業診断士の資格取得を考えました。
アメーバ経営は、コンサルの場でも参考にさせていただくこともあります。
人生を良い方向に変えていただいたと勝手ながら感謝しています。
「人生とは一日一日の積み重ね。」
これからもその言葉を大切にしていきたいと思います。
– 高松 智史 著 “フェルミ推定の技術”
NTTデータ時代の同期、タカマツさんが新書「フェルミ推定の技術」を出版されました。
もう、タイトル見た瞬間に「やられた感」。
嫉妬とかいう次元の感情ではなく、「さすが!」という第一印象でした。
著書2冊目にして「フェルミ推定」を題材に持ってくるセンス。
脱帽という他ないです。
そしてたまたま東京に仕事で行ったので、無理を言ってタカマツさんのオフィスにお邪魔しました。お互いのスケジュール的に朝の8時半〜9時の間だけ会えるチャンスがあって奇跡。南青山にオフィス構えていてスゴイです。朝の忙しい時間帯にありがとうです。
オフィスもクレイジーでした。
タカマツさんとは新卒で入社したNTTデータの同期で、同じ金融事業本部だったため研修などで何度か一緒になりました。
内容は忘れたけど、グループワークで(当時研修を少し舐めていた)ボクは、タカマツさんにコテンパンにされた記憶があります。。キレがすごかった。将棋で一瞬で詰まれたような感覚になったのを覚えています。
いつの間にかNTTデータからBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)に転職して、マネージャーになり、起業して、ガンガン先を走っていっちゃいましたね。
もう9年くらい前だと思いますが、タカマツさんの会社「株式会社KANATA」のWebサイト(http://kanata-win.jp/)も撮影・制作させてもらいました。
いつだったかな?
ボクもNTTデータから転職していたし、しばらく連絡は取り合っていなかったのですが、
2010年にボクが世界一周するタイミングでFacebookか何かでコンタクト取ったら、「ワタシもこの前まで世界一周していたよ。サジさんどっち周りで行くの?西?東?」って。
いや、すごい偶然、というか、いつもボクより遥か前に前に行っているタカマツさんです。
刺激が過ぎます。
「フェルミ推定の技術」、発売すぐに早速Amazonで購入して読ませていただきましたが、そこにはタカマツさんワールドが溢れていてジャバジャバでした。
最高。そして分かりやすいし、何よりも読んだらフェルミ推定に興味が湧き、日常にビジネスに役立つ。
最高じゃないですか。
フェルミ推定とは何か?というのは本を読んでいただければすぐに分かりますが、タカマツさんの言葉を借りると「未知の数字を常識・知識をもとにロジックで計算すること」です。
例えば、タカマツさんの本にも例題がありますが
・コンビニの1日の売上高
・美容院の市場規模
・コインロッカーの市場規模
・デジタルカメラの市場規模
・キャンプを趣味にしている人の数
というような数字を推定しようという非常に楽しい技術です。
戦略立案・事業計画・新事業開発・未来予測など、ビジネスの戦略を練る上ではとても重要ですよね。
大好き。
計算を使いますが、基本的には四則演算ができればOKです。
特に著書の中でボクが好きなのが、第5章の「フェルミ推定の話し方」。
普通、話し方までこういうビジネス書で書く?笑
確かに話し方はビジネスにおいて非常に重要で、せっかくフェルミ推定をしてもそれが相手に伝わらなければ意味がありません。タカマツさんの経験も含めて書かれていて、その重要性が分かります。
ほんとファンタスティック。
ワードセンスがクリエイティブ。
ボクも、(後出しジャンケンだけど、)フェルミ推定は小学校5年生くらいで習ってもいいんじゃないかなと思うくらい重要だと思っています。
社会科見学とかで、「では今日行った科学館の年間来場者数はどれくらいでしょう?10分間グループでフェルミ推定して発表してね」なんて課題があっても良いと思う。ないかな?
フェルミ推定は「答えのないゲーム」なので、今どきの教育にはとってもマッチするんじゃないですかね?
たまに息子とお風呂で新規事業を考えるゴッコをするのですが、市場規模や1日の売上を考えられるようにフェルミ推定的な話もしています。なんとなくこの市場狙おうか、では戦略になりませんからね。
もちろん顧問先でSTPする時などもフェルミ推定で市場規模の算出をしたりもしますが、タカマツさんの著書ほどは話せてなかったです。反省です。
「フェルミ推定はいろんな方に知って欲しいよね」と話したらお土産に何冊かいただきました。太っ腹!
早速、ここ数日でお会いした顧問先やうちのスタジオに来ていただいた方にプレゼントしています。
ということで、全然本のレポートでもなんでもないけど、、、
Amazonランキングで1位になったり、紀伊國屋で1位になったり、重版するのもワカリマス。
コンサルを目指す方はもちろん、普段の日常においても、カフェに行くのも、ジムに通うのも、コンビニ行くのも居酒屋行くのも、視点が変わって面白くなります。
いい意味で、世の中の見方が変わってしまうかもです。
続編も決定されたそうで、次の著書も楽しみです。
しかし、刺激的ですよタカマツさん。
石角友愛さん著 “いまこそ知りたいDX戦略”
デジタル庁の発足や、経産省のDXレポート、そして日々のニュースなど、もう聞かない日がないくらいメジャーになった「DX」。
皆さんのビジネスでもDX推進に向けた取り組みはされていますでしょうか?
コロナ禍で日本のデジタル化が遅れていることがようやく表面化し、避けて通れないキーワードになりました。
実際、まだDXに成功していると言う企業は少ないものの、今後1〜2年でかなり推進していくでしょう。
今後は確実に経営戦略のコアになって行きます。
ありがたいことに、私のところにもDX(DXまでいかないデジタル化も含め)の相談が多くなってきました。
結構この流れが「ビジネスのかんさつ」を立ち上げる要因にもなりました。
(広告写真家なのになんでやねんと言うのも個人的には面白いです)
一朝一夕にはできませんが、DXは戦略立案が非常に大切で、いわゆる中小企業診断士的な思考が非常に重要になります。
しかし、クリエイティブだけでなく、経営もデジタルも「センス」が必要です。
その「センス」はまず、「知識」から。
数ヶ月前に買った本ですが、やはりこちらの本がまずはDXとは何か?に言及されていて良いと感じました。
AIに重きが置かれているところはございますが、DXの基礎知識を得るためには良い本です。
ご興味がある方はぜひ、オススメです。
弊社 株式会社ビジネスのかんさつのコンサルティングは、「伴走型」の研修プログラムです。
「伴走」とは、伴って走ること。
貴社人材でプロジェクトチームを作り、貴社の実務上のビジネス課題を題材にして、様々な戦略立案やスキルUPを近くで寄り添いコーチ&アドバイザーとしてサポートします。
支援方法は貴社への訪問もしくはオンラインの2通りです。戦略立案(課題解決)+社内人材育成を同時に進められる研修プログラムです。
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